ワインブティック

天才の感性が光る赤



さすがはボデガの
フラッグシップ




●天才といわれる醸造家のラウル ペレス氏

ティレヌス ロブレ
Tilenus Roble <Bierzo>
＜赤・辛口・ややコクあり（ミディアムボディ）・スペイン・ビエルソ＞

紫のニュアンスを持つ暗いルビーレッド。

ダークチェリーやザクロなど熟した赤い果実香にポプリやハーブの香り、樽の品の良いトースト香が複雑に絡み合っています。

豊かなグリセリンがトロリとした口当たりを生み出し、口の中になめらかに収まります。

ボデガのフラッグシップと言うだけあって、適度な凝縮感と深みがあり全体にとても良いバランス。

上質な渋味とミネラルの塩味を感じさせ、エレガントな余韻を残します。

○店長Noriの『ちょっとひと口』

「いやいやいや、これ、別物だろ！」

このティレヌスの試飲で受けた衝撃は相当なものでした。

このメンシア種という黒ブドウを使ったものに、”熊のワイン”と呼ばれる「クアトロパソス」と言うのが有るのですが、いかにも北の赤ワインらしい、明るい色合いと軽やかな口当たりが特徴のエレガントな作品です。

➡「熊のワイン」クアトロパソス

私はそれがメンシア種が造る代表的な味わいと思っていました。

ティレヌスも同じビエルソ地域だし、同じ葡萄品種だし、似たようなものだろう、と口に含んだところ、「え！　え〜っ？？」

「え〜っ、嘘だろ！　これがメンシア？！」 「この凝縮したボディとしっかり感！、、熊のワインと全然違う！」 「造り方の違いだけでこうなるのか？　ん〜〜っ、どうなってるんだ？？？」

造り手によって味わいが異なるのは当たり前ですが、同じ地域、同じ品種なら、なるほど似てるな、と感じさせる部分が明確に、あるいは何となくでもあるものです。

ところがこの二つ、誤解を恐れず言えばどうにも共通点が見つからないのです。

一体これはどういうことだ、と疑問に思い調べてみると、「え〜、そんなことがあるのか！？・・」。

どうやら現地では2種類の葡萄が同じメンシア名で存在しているらしく、ひとつは真の土着メンシアで、軽く色の淡いワインとなるもの。

もうひとつは、19世紀にフランスから持ち込まれたと言われるカベルネフラン種の系統。

つまりクアトロパソスとティレヌスに使われているものは同名でも別種ではないのかということがわかってきました。

ティレヌスのマネージャーのエヴァさんによると、「クローンであっても、何世紀も経ているため、すでに土着のメンシアと言える」との事。

●ゼネラルマネージャーのヱヴァブランコさん

➡「熊のワイン」クアトロパソス

・近年の受賞と評価


★James Suckling 2014：90点 

★James Suckling 2016：92点

★Guia Peñin 2020：90点

★James Suckling 2023：91点

他、多数

・ピーマンの肉詰め、メキシコ料理などトマトを使ったスパイシーな肉料理に
・酸味■■■■□　　・ボリューム■■■□□　　・果実味■■■□□　　・渋味■■■□□
・使用品種/Mencia

・現在庫ヴィンテージ：2021
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