★絶滅危惧種が作る
アロマティックな白
◎ゴルドンセージョの輸出マネージャー、ミランダさん。
黒葡萄のプリエト ピクード種と同じく、アルバリンはティエラ デ レオン地域の絶滅危惧品種。
かつてはスペインの多くの地場葡萄品種がそうだったように、粗雑でいい加減な扱いを受けていました。
近年のワイン造りへの大きな意識改革と技術革新により、世界が注目する作品がスペインでも数多く生まれる中で、ようやくこうした地場品種の見直しが行われるようになりました。
アルバリンが秘めていたポテンシャルは造り手たちに驚きを与え、このペレグリーノに代表されるような非常に香り高く、爽やかさとボディを合わせ持った、秀逸な白ワインを作り出すようになりました。
ただ、このアルバリンという品種、その歴史や出自が良く分からないのです。
あまりに知名度が低いためか、著名な葡萄研究家のジャンシス ロビンソン女史も言及しておりませんし。
名前が似ているのでリアス バイシャス地域のアルバリーニョ種か、とも言われましたが関係は無いようです。
まぁ難しい事は先生方にまかせて、私どもはこのワインを楽しむことに致しましょう。
良いワインです。どうぞたくさん買って下さい。デヘッ(←ボカスカ、ボカスカ!)
ペレグリーノ アルバリン
Peregrino Albarin<Tierra de Leon>
<白・辛口・スペイン・ティエラ デ レオン>
緑のトーンを含む輝きのあるシルバーゴールド。
香りの立ち上りは穏やかですが、軽くスワーリングをするとシトラス、ライチ、パパイヤ、マンゴ―など白や黄色い果実の香りが広がります。
ハーブなども含み、実に華やか。フルーティでアロマチック。
口の中で力強い膨らみを感じさせ、ボディが有りながら、バランスのとれた酸味が爽やかな軽快さを与えています。
○店長Noriの『ちょっとひと口』
黒葡萄のプリエト ピクードといいこのアルバリンといい、豊かな芳香を有するところは、それぞれの品種の個性もあるのでしょうが、ティエラ デ レオンという地域独自の気候や土壌など、ミクロクリマの影響も大きいのかもしれません。
同種の葡萄が他の地域でどう育つのかという資料がありませんし、カベルネやテンプラニ―リョといった一般的な葡萄がこの地でどういう特徴を備えるかという報告がされるのもまだ先の事でしょうから、軽々に結論は出せませんが。
ともあれ表現力豊かなスペインワインに、またひとつ新たな個性が加わりました。
・近年の受賞と評価:
★GUIA VIVIR EL VINO - 365 VINOS AL ANO 2017:90ポイント
★CONCURSO INTERNACIONAL BACCHUS 2016:銀メダル
★GUIA DE VINOS SEMANA VITIVINICOLA 2016:93ポイント
★CONCOURS MONDIAL DE BRUXELLES 2014:銀メダル
★PREMIOS MONOVINO 2014:銀メダル
★GUIA DE VINOS REPSOL 2014:89ポイント
★BACO DE ORO COSECHA 2013:金メダル
★INTERNATIONAL WINE GUIDE 2012:銀メダル
他
・アペリティフ、パエージャ、ボンゴレ、鱈のグリーンソース料理などに
・酸味■■■■□ ・ボリューム■■■■□ ・果実味■■■■□ ・甘味□□□□□
・使用品種/ Albarin
(画像と在庫の収穫年(ヴィンテージ)は一致しないことがあります。現在庫ヴィンテージ:2017
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――地場稀少品種が造る名品・ティエラ デ レオン――
産地:ティエラ デ レオン Tierra de Leon
特徴:スペインの北に位置し、すぐ南には強烈な赤ワインを造るトロや白ワインの名産地ルエダがあります。
この地域を有するカスティーリャ レオン州は、1978年にレオン地方と旧カスティーリャ地方が合併して自治州となりました。
中世にはそれぞれが独立した王国だったこともあり、レオン語、バスク語なども使われています。
年間降水量は約500ミリ。
夏と冬、昼と夜とで寒暖の差が激しく、葡萄の生育には最適の大陸性気候ですが、アフリカ大陸からの熱風をまともに受けるスペイン南部とは異なり、
北に位置するティエラ デ レオンは、また西からの涼しい海風の影響もあって、葡萄はゆっくりと熟すため、内部に複雑な旨味を凝縮させていきます。
代表品種は、黒葡萄のプリエト ピクード、白葡萄ではアルバリン。
どちらも絶滅が危惧されていた稀少な地場品種です。
『スペインの葡萄は、首都のマドリを境に、南は一気に熟し、北は段階的に熟す』と、輸出マネージャーのミランダさんは言います。
ボデガス ゴルドンセ―ジョ<ティエラ デ レオン>
Bodegas Gordonzello<Tierra de Leon>
ゴルドンセ―ジョの設立は1995年。
101の葡萄栽培業者が共同出資者となって作られました。
標高750mの高源に位置する205haの畑は、品種や成育状況、土壌の違いなどにより、8つの区画に分けて管理されています。
ゴルドンセージョ社は、スペイン北部の固有品種であり絶滅危惧品種であった黒葡萄のプリエト ピクードや白葡萄のアルバリンを復活させる事に成功しました。
共同出資栽培者が育てている葡萄の種類は、合計すると100種類以上になり、私などは聞いたこともないような品種も多く、今後それらからどういうワインが造られるのか、非常に興味深いところです。
地場品種:アルバリン
プリエト ピクードと同じくティエラ デ レオン地域の絶滅危惧品種。
マスカットの風味を持つ果肉は糖度が高く非常にジューシー。
花や草木、柑橘類の香りを放つアロマティックなワインを作ります。
伝統的に早や飲み型のワインに使用されてきましたが、今日では樽熟成の重厚なフルボディの白ワインを生み出しています。